こんにちは!パターンを描く人、さんいんちです。
今回はAdobe Illustratorでパターンを作り、カラーバリエーションを制作するときに便利な「カラーグループ」と「オブジェクトの再配色」の使い方の記事です。
今回はベクターで作ったパターンのみに応用できるやり方を紹介します。
あくまで私が便利に使っている方法なので、もっと良い方法があるかもしれません。
それを心に留めていただき、読んで頂ければなと思います。
パターンのカラーバリエーションは操作的に言えばとても簡単です。
どのような色を選ぶかや、細かい調整は自分の腕っ節にかかっていますが、機能として知っていて損はありません。
用意するもの
Adobe Illustrator内で3〜5色程度で作ったパターンスウォッチ
手順
配色の作業を始める前に、この時点でアートボードにパターンを描画しておきます。
(ここで一旦パターンは置いておきます)
まず「こんな雰囲気にしたいな」と思う3〜5色を用意していきます。
後から変えられるのでふんわりとしたイメージの色で構いません。
私はここで配色本を参考にします。
何冊か持っていますが、私が使っている中で一番数が載っているのはこちらです。
配色本はあくまで「参考」。
そのまま使うとパターンの場合、モチーフが消えることが多いです。(使い方が悪いのかもしれませんが)
ただ配色の最初の一歩にはとても良いと思います。
選んだカラーをアートボードの外側に描画します。
任意の大きさの正方形を3〜5つ描き、色を一色ずつ変更していきましょう。
次に、正方形を全選択します。
そのままスウォッチパネルの右上のオプション(三本線のアイコン)をクリックし、カラーグループを作成を選びます。
名前を入力して、OKをクリックします。
これでカラーグループが登録されました。
ここで置いておいたパターンの出番です。
色を変えたいパターンを選択し、一番上のメニューから編集→カラーを編集→オブジェクトの再配色を選択します。
この時点でも色は変えられるのですが、今回は詳細オプションをクリックします。
右の方に名前をつけたカラーグループがあるので、それを選択します。
パターンに選んだカラーグループが反映されました。
ここからはもう自由!
真ん中にあるカラーをドラッグすることで色を入れ替えたり、左下の部分で色を調整したりすることができます。
実際にパターンに反映されるので、見ながら調節することができます。
地味に便利なのが「カラー配列をランダムに変更」
色の下の小さなアイコンの一番左をクリックすると、色がランダムに入れ替わります。
ここで大体の様子見ができます。
細かい調整をしてOKをクリックします。
新しい配色のパターンがスウォッチに登録されました。
まとめ
色の変更が実に簡単にできるようになりました。
ただ、微調整はやはり自分で行わなければなりません。
まぁそこがパターンの配色の楽しさであり、醍醐味でもありますが。
自分がイメージしていなかったカラーグループをとりあえず登録しておいて、いろんなパターンに反映してみるのも手です。
「意外にいいじゃ〜ん!」という配色を見つけることができます。
次の記事もよろしくお願いします!
では本日はここまで。
アデュー!