こんにちは!パターンを描く人、さんいんちです。
今回は動物を描くことについての記事です。
パターンを描いていると動物を描く機会も多くなります。(私だけかもしれませんが)
存在感が強いのですぐメインになってしまう動物…メインになるのが目的ならばいいのですが、「サブ」くらいで使いたいと考えているのならば、少し考えて使わなければなりません。
しかし、動物はうまく使えばストーリー性のある、チャーミングでかわいいパターンになります。
ポイントとしては
- 差し色をアクセントにすればよりGood
- 小さめが逆に引き立つ
- 風景にさりげなくが良い
基本的には世界観が大事なので風景(背景)とバラバラな雰囲気の動物を選ばないことも肝要です。
ストーリー性がごちゃついてしまいます。
(違和感を狙って作るならアリだと思います!)
では具体例を見ていきます。
具体例
例えば夕焼けのビル街のパターンを見てみます。
このままだとアクセントがないなと私的には思います。
例えば、夕焼けの色を濃くしたり、グラデーションにしたりすれば少し良くなるのではと考えますが、ここでは動物を使ってパターンそのものの存在感を強くしていきたいと思います。
安直ですが、夕焼けといえばカラスかな、と。
ちらほらと足してみます。
飛んでいるカラスを黒で追加しました。
薄いグレーがかった青とオレンジの背景なので黒を用いて色的にアクセントにし、小さめに配置。
このくらいの大きさにするとサブモチーフになってくれます。
風景に溶け込みつつそこそこの存在感を出すにはちょうどいい大きさなのでは。
もっと大きくしてしまうとどうしてもカラス自体が目立ってしまいます。
メインにしたい場合は大きくしましょう。
このパターンにおいては、カラスが山に帰るところなのかも、とストーリーを想像できたり、それに伴い哀愁を感じることができるのではないかと思います。
格上げ
生垣をモチーフにしたパターンです。
よく見ると青い鳥が2羽とまっているのがおわかりでしょうか。
今回はアクセントカラーというよりかは馴染むようなカラーにしています。
雰囲気が和やかで爽やかなものにしたかったからです。
存在感はかなり薄くしています。
サブのサブモチーフくらいの意識で描いているので形もかなりざっくりととっています。
少しあやふやな形にすることで、はっきりと認識されにくくし、わざとサブ扱いになるように心がけました。
「幸せの青い鳥」のイメージがパターンにほんのりとプラスされ、平和な庭のほのぼのとした日常のストーリーが想起させられれば。
全体的にチャーミング&ハッピーに見えればこちらの意図が伝わったかなと思います。
まとめ
ワンポイントアニマルでストーリー性を作るポイント!
- 差し色をアクセントにすればよりGood
- 小さめが逆に引き立つ
- 風景にさりげなくが良い
動物はとてもキャッチーで目を引くので適度に使っていきたいものです。
紅茶の砂糖の量を調節するように、存在感を色や形、大きさで調節すれば上手に付き合えるのではと思います。
青い鳥の例にもあるように、カラーで意味もプラスできるので、そこも考えていきたいですよね。
動物の威力を知っているともっと楽しくパターンが作れるようになると思います。
かわいいのでぜひ作ってみてください!
それでは本日はここまで。
アディオス!