こんにちは!パターンを描く人、さんいんちです。
今回は影についてのお話第一弾。
影自体のことを書こうと思っていて気づいたのですが、パターンで影を扱うことって実はそんなに多くないなーと。
あるにはもちろんあるしメジャーだとは思うのですが。
なぜだろう?と考えたのですが、やはり要素が多くなってしまうからということが挙げられると思います。
シンプルな方が伝わりやすいですよね。
影って結構存在感が強い要素なので主役か準主役にしよう!と思わなければ使いづらいかもしれません。
ただ、シンプルなデザインにはとても映えます。
通常はグレーから黒にかけての無彩色で影を入れがちですが、今回はカラーの影についてみていこうと思います。
影をカラーにするとどうなるのか?
- エモくなる確率が高い
- カラーの調整で画面の雰囲気、時間や季節を変えられる
以上の2点が挙げられます。
では具体例を見ていきます。
具体例
一般的な影から見ていきます。
薄いグレーの影です。
影があることによって家の存在感が強くなります。
光の方向性も感じます。
影の長さで時間や季節なども表現することができますね。
家を正面から見ているので立体感はないのですが、影がつくことによって奥行きが感じられます。
こちらをベースにカラーの影も見ていきます。
赤系統の影です。
赤のグラデーション配色っぽくしてみました。
パターン自体に時間や季節の描写はないのですが、赤系統の色を影に使うことで夕日のように感じさせることができます。
もちろん実際夕日でこのような影ができるわけはないのですが、色の効果でその役割を果たすことができます。
色はすごい力を持っていますね!
では最後にカラフルな影を見ていきます。
(このパターンのダウンロードは以下から)
少し浮世離れしてメルヘンな感じになりました。
実際の影とはかけ離れていますが、そこが現実と乖離して独特の雰囲気を醸し出しています。
家一つ一つに家庭があり、そのさまざまな家庭の様子を色で表すこともできます。
意味深な仕掛けを仕込むことができますね。
これも色の力かなと。
また、カラフルバージョンは影なのに明るい印象です。
あまり暗くしたくない時はとても重宝するやり方です。
格上げ
(このパターンのダウンロードは以下から)
無彩色に見えるかもしれませんが、一応有彩色の影を使用しました。
全体的にノスタルジックな印象にしたく、真っ白やグレーは使いませんでした。
色のついた光が当たっている印象を与えるようにしたく、影だけでなく光の部分もカラーを入れています。
青と影は相性が良く、合わせる色によってクールにもレトロにもなります。
今回は黄色が効いているのでレトロよりですね。
まとめ
- 影をカラーにするとエモくなる確率が高い!
- カラーの調整で画面の雰囲気を変えることができる!
影を一つの要素として使うと、一気に時間の流れや空間感、光の向きが表現できるようになります。
それだけ重要な要素ということですね。
カラーの影は色のイメージがプラスされるので、表現できる幅が広がります。
今回の家のパターンのように、色々試してみるのも楽しいですね。
色によって意味合いが変わるので考えて配色したいですね!
存在感がないことを「影が薄い」といいますが、「その影カラーにしてみません?」と今の私は思ってしまいます。
存在感マシマシになりますよと。
人間の影にも色を入れられたら面白いのになぁ。
次の記事もよろしくお願いします!
では本日はここまで。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
アディオス!