こんにちは!パターンを描く人、さんいんちです。
今回は私が憧れてやまない幾何学的なパターン…!に!寄せてパターンを考えていく記事になっています。
(あくまで寄せてですが)
図形のキレイなラインを使ってモチーフを描いて並べてみようという回です。
図形というよりかはイラレのペンツール(ペジェ曲線)と考えた方がもしかしたらわかりやすいかもしれませんが。
図形ライクなモチーフでパターンを描画すると以下のような効果があります。
- スタイリッシュでモダンな雰囲気になる
- 一見幾何学模様のような雰囲気が出る
- ラインが大胆なので見ていて気持ちがいいパターンになる(主観です)
幾何学のスイッとしたラインが気になるという方は、下書きでキレイなラインを引いて手描きで描き直せば簡単に図形ライクを取り入れられます。
というのもあるのですが、私は何より図形っぽく描くのがたまらず快感であり!(私だけ?)
是非仲間を増やしたいとキーボードを強めに押し込みながら書いています。
まずはモチーフを図形っぽくするところから始めようと思います。
手順を見ていきます。
手順
今回はこの横から見たキツネのモチーフを使用していきます。
もふもふのキツネです。
この狐を図形ライクにしていきたいと思います。
手順は簡単で、大きな線でとらえて大胆に引いていくだけ。
細部はあまり気にしません。
あえてコツを言うならば、「直線と曲線のメリハリをしっかりつけること」だと思います。
流れを意識するとなお良しです。
今回はAdobe Illustratorで引きましたが、Adobe FrescoやPhotoshop、procreateでも構いません。
その際便利なのはグリッド(方眼)を表示できる機能です。
方眼を見ながら、どの程度の曲線を引くかを考えられます。
ズバズバッと線を引いたら細部を調整していきます。
角を丸くしたり、形がキレイになるように調整していきます。
特に気にしたいのは「先っぽ」。
ニュアンスを一番出せるところなので気をつけて整えます。
ここでいうと尻尾の先や耳の先ですね。
今回は尻尾をキレイなS字にしたかったので、元の絵より誇張して描きました。
だいぶスッキリしましたね。
モチーフができました。
それでは並べていきます。
おもしろい形を探していきます。
今回の図形ライクな形は回転・反転ととても相性がいいです。
モダンな感じが強調されます。
今回のキツネだとこうなります。
並べ方によって色々な形(空間)ができるのがわかると思います。
特に尻尾のS字は並べると他の図形と繋がって面白い流れになってくれます。
尻尾のS字をストライプのようにしたかったので、縦に繋がるようにキツネを並べました。
(背景色の関係で尻尾の色を変更しています)
待受画像サイズのダウンロードは以下から。
イキイキアニマル編のような並べ方にもなっています。
比較
では最初のきつねをパターンにしたものと比較してみてどうでしょうか。
私はどちらが正しい、というわけではないと考えています。
何を表現したいかにもよります。
手描きの方がふんわりあったかい感じ、図形ライクはスタイリッシュでモダンな感じに仕上がる、とだけちょっと頭の片隅に入れておくと便利かなと思います。
格上げ
鳥のパターンです。
向かい合う2羽の羽の色を変えて、ペア感を強調しました。
反転したものを横レンガ2分の1で並べています。
最後に木の実をあしらいました。(かなり省略していますが)
一周回転させたものとも迷いましたが、横のつながりも欲しかったので反転にしました。
スカーフなどの模様には回転・反転はピッタリですよね。
この方法はスタイリッシュな感じが出るので、大胆な色使いが映えます。
また、図形がきついなと思った時に少しだけあしらいを入れてあげると印象が和らぎます。
まとめ
- 図形ライクなモチーフはスタイリッシュでモダンなパターンになる!
- 省略する思い切りが大事
パターンにすることとは形の面白さを生かすことです。
特にカーブは並べ方によっては色々な表情を出してくれます。
モダンが大好物!図形も好き!な私にとっては、自分の手で少しでも幾何学模様っぽくできたら幸せなことこの上ありません。
あくまで好みによるところではありますが、一回作ってみてはいかがでしょうか。
次の記事もよろしくお願いします!
では本日はこれまで!
アディオス!