こんにちは!管理人のさんいんちです。
前の記事でもちらりちらりと触れているのですが、今回はモチーフの回転・反転によるパターンの作り方について書いていこうと思います。
モチーフの回転・反転は、モチーフのバリエーションを出すのに比較的簡単な手のひとつです。
しかもお手軽に画面の充実感も出せます。
でもって、かわいい!!
↑これ大事!
それぞれどのように見えるのか、その特徴を把握してどのようなパターンに使っていけばいいのか、考えていきます。
回転・反転のそれぞれの特徴
まずは回転。
モチーフをコピーして回転させます。
角度は360度の中で自在に変えられるので、バリエーションとしてはいくらでも作れそうです。
特徴としては、使い方によっては方向や時間の経過を感じさせることができる、というところでしょうか。
回転して並べることで、新しい図形が見えてきたりします。
割合形がカッチリしたモチーフを回転させてみると面白いかもしれません。
(イメージとしては黒電話とか)
少しずつ角度をずらして並べればタイムラプスのような見え方もしますね。
これは後述します。
次に反転。
モチーフをコピーして反転させます。
反転は回転と違い、2パターンのバリエーションしかできません。
(今回は横の反転を扱います。縦の反転も入れると4パターンです)
特徴としては、シンメトリーなため、どっしりとした安定感のある印象、落ち着いた印象を与えられることが挙げられます。
反転はスタンダードで優等生な感じですね。
コピー、反転することでその2つのモチーフにはシンメトリーという関係性が生まれます。
例えば鳥は、向かい合わせて反転するとつがいに見えます。
動物系はモチーフの表情によってはおもしろいことになりそうです。
こういったモチーフ同士の新しい関係性が生まれるということも考慮して考えたいですね。
さて、回転と反転を合わせて配置も考慮に入れたら、結構な数のモチーフのバリエーションが出ることになります。
例えば、バリエーションの一部分としては以下のようなものがあります。
膨大なバリエーションから最適なものを選んで、さらに間隔も調整して…となると気の遠くなるような選択肢が手元にあるということになります。
パターンはなんと奥深いんだ…と驚嘆してしまいますが、可能性が無限大っていうのはなかなか楽しいものですよね。
気をつけること
特に回転・反転の時に気をつけることに触れていきます。
気をつけることとは、ズバリ、「角度」です。
一番気をつけたいのはモチーフが45度に傾いている時。
また、45度に限らず、パターンを反映している画面の斜向かいの端を繋げたラインにも要注意です。
モチーフの動きが止まってしまいます。
水平垂直も同様です。
動きを感じさせたいパターンには不向きです。
逆に「整っている」印象を強く感じさせたい場合は水平垂直45度を利用するといいのではないでしょうか。
パターンに限った注意点ではありませんが、パターンを描く時にも注意しておくといいと思います。
格上げすると
モチーフの回転・反転による可能性の多さは前述しました。
今回の格上げではタイムラプス風で配置してみます。
モチーフを少しずつ回転させ、円弧状に配置しました。
それが繰り返されることで大きななみなみの模様になります。
なんとなく海や空のイメージも見えてくると思います。
モチーフは1つしか描いていません。
ここからもう一歩進んで、一つ一つのモチーフのマイナーチェンジをしたらさらに密度が濃くなっていきます。
(カモメの表情を一羽一羽少しだけ変えてみる、など)
パターンを制作する段階で迷ったら、一回回転・反転をさせてみると、考えていたものとまた違った見え方が見えてくるかもしれません。
まとめ
- 回転・反転はモチーフのバリエーションを増やすのに簡単でかわいくなる方法の一つ
- 回転・反転、その他の要素(間隔・配置)を組み合わせていくと可能性は無限大!
- パターンにはループしているように見えるという面もあるので、タイムラプス系は向いているのでは?
パターン作りって本当に出口のない迷路のようなものです。
最初にパッと思いついたものがいいとは限らないし、かといって考えに考えたものがいいとも限らない。
明確な答えもないですよね。
だからこそ自分である程度法則のようなものを見つけていくしかないな、と思っています。
このブログを書いている途中で気づくことも多いですしね。
今回のブログも、少しでもお役に立てたらと思います!
ハッピーパターンライフ!
次の記事もよろしくお願いします!