こんにちは!パターンを描く人、さんいんちです。
今回はみんな大好き!(だと思う!)動物パターンを作る時に使える、とある考え方をみていきたいと思います。
この方法の利点は2つ、
- 最低1つのモチーフを用意すればいい
- 画面がイキイキとしてくる
繰り返し模様ならではのパターンだからこそできる、ちょっとした工夫です。
その名もズバリ、「行ったり来たりでイキイキアニマル編」。
毎回ネーミングセンスが問われて死にそうです!
もしできるのならば、1匹横から見た動物を手元に用意してから読んでみてください。
簡単で効果的!イキイキとして且つかわいくなります。
愛着わいちゃいますよ!
では具体的に見ていきます。
具体例
まずは左向きの鳥を並べたパターンを見てみます。
正直な感想として並べただけなのが否めない…と思ったのは私だけではないはず。
大きな原因を2つ挙げるとすれば
- モチーフが一種類だから
- 並べ方が単調だから
というのが挙げられると思います。
モチーフが一種類で単調についてですが、これは「すごくそのモチーフについて強調したい!!」という場合以外は基本的に細部をいじって3〜5種類モチーフを用意しています。
ですが今回は「すごく主張したい」方なのでこちらに関してはそのままで。
もしここでパターンをいじりたい場合は、形や色などを変えてアクセントをつけてみるのが手です。
次に並べ方が単調だからについて。
ここはパターン独特なのだと思いますが、モチーフのイラストだけの力ではなく
パターンの印象=モチーフ+並べ方
なのだと考えます。
つまり今回は
モチーフが一種類(単調)+並べ方がグリッド(単調)
となるので、
=単調な印象
となっても否定できる要素がありません。
(一種類なのとグリッドなのが悪いわけでは決してありませんが)
ここで並べ方を変えて単調から脱却しようとしてみます。
少し変化をつけてみました。
一部反転です。
何回も書いてしまっているのですが、動物が向き合っている場合はどうしても「つがい感」が出てしまいます。
ペアにするという目的がない場合は避けた方がいいかもしれません。
思ってもない印象を与えてしまう可能性があります。
ですので今度は列ごとに向きを変えてみます。
行ったり来たりにしてみます。
少し動きも出ましたね。
この鳥のパターンの場合、ここで注目してほしいのが「曲線」です。
体が緩やかなカーブなので、パターンに大きななみなみができていると思います。
どのラインもなみなみの頂点が揃っています。
もう少し動きを出したいので、このなみなみを列ごとにずらしていきます。
2分の1横レンガにしました。
なみなみがずれましたね。
どうでしょう、最初のパターンと違って動きが出ていませんか?
こういった並べ方で大きく変わってくるのがパターンの面白いところであり難しいところです。
格上げ
ホワイトタイガーのパターンです。
待受画面サイズのダウンロードは以下から。
こちらに顔が向いている場合は表情に気をつけて描きたいところです。
あまり目があいすぎていると怖くなってしまいます。
このホワイトタイガーは元から歩いているようなポーズをとらせたので、コマ送りのような様相もありますね。
(実際は一種類のモチーフですが)
まとめ
- 動物モチーフ(横)を用意して行ったり来たりさせるとイキイキとしたパターンになる
もちろん、モチーフは2つでも3つでも構いません。
今回はわかりやすいように1つで説明しました。
イキイキとさせるには、「モチーフに動きをつける」という方法だけじゃないところがパターンのいいところです。
並べ方もかなりのウェイトを占めているなと感じます。
もし途中で「かわいくないかも」と放ってある動物イラストがあったなら是非試してみてくださいね。
動物以外のモチーフでも楽しいかもしれません。
次の記事もよろしくお願いします!
では本日はこれにて。
アデュー!